ANAオープン会場での練習風景

ANAオープン会場での練習風景

札幌の夜はだいぶ肌寒くなってきました。

 

先日は、雲海を見にトマムに行ってきたのですが、気温はなんと9度でした。

 

 

こんにちは。

 

今日は前回に引き続き、札幌ゴルフ倶楽部で行われた、ANAオープンの話の続きです。

 

みなさんはトーナメントを観に行ったことはありますか?

 

行ったことがある方はどのあたりを見てくるんでしょうね。

 

私の場合、一番見ている時間が長いのは練習場です。

 

ショット練習場とパッティンググリーンですね。

 

今回もスタート前とホールアウト後の両方の練習する様子を見てきました。

 

選手と一緒にコーチも何人か来ていましたね。

 

石川選手のお父さんも来ていましたし、谷原選手には内藤雄士さんがついていました。

 

スタート前、谷原選手がショット練習をしている間、内藤さんは何をしていると思いますか?

 

答えは・・・

 

腕を組んで見ているだけです。

 

何もアドバイスしません。

 

この試合、最終的に谷原さんは8位という成績でした。

 

何もアドバイスしないのは選手の調子がいいときや、
問題があっても逆に意識させない方が良い場合です。

 

これはレッスンでもコースを回っていてもそうですが、意識することで上手くいかなく
なるケースがあるからです。

 

褒め殺しという言葉がありますが、調子良く回っている人に、

 

「よく飛びますね〜、やっぱりその右足の 蹴りがポイントなんですか?」

 

などと言うことで、今まで意識していないことを意識してスイングが崩れることがあります。

 

今回の谷原さんに関しては、いいショットを打っていたので
言うことがなかったのだと思います。

 

そもそも、スタート直前でレッスンを受けているようじゃ手遅れです。

 

それは調整が上手くいかなかった証拠ですね。

 

………‥‥・・・・ ・ ・

 


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●プロの練習とアマチュアの練習の違い

 

プロの練習風景は一般の方の練習場での風景とは全く違います。

 

まず練習を始める前に左スイングを重くて長い棒を使って行なっている選手が多いです。

 

ストレッチ効果や体の左右のバランスを整えています。

 

それからその棒を使って右スイングでゆっくりとスイングしていきます。

 

重いクラブを動かすためには、体の大きな筋肉を使わないといけないので

 

筋肉にそれを思い出させ、クラブの重さを利用したスイングをすることができるようになります。

 

手打ちの人に効果があります。

 

その他にも、前腕の間に小さなボールを挟んでショットしている選手もいます。

 

これは、前腕や手首を返さない効果があります。

 

片山選手はテークバック直前まで正面から左肩をクラブで押さえてもらいながら
打っていました。

 

これはおそらく、セットアップでの肩の向きのチェックと、テークバック初期での肩の動く方向の
最終チェックだと思います。

 

そして、練習するクラブは圧倒的にウェッジ、ショートアイアンが多く、
ドライバーはそんなに打ちません。

 

そして、一番違うのは1球1球ターゲットを決めて打っていることです。

 

打つまでの動きが一般の方と違います。

 

どのような順番かというと・・・

 

1.決めたターゲットを横向きのまましっかり見ます。

 

2.ボールとターゲットに対して、足踏みをしながらスタンスを決めます。
  (選手によってはワッグルも入ります。)

 

3.ここでさらにもう一度、前傾した状態から首だけを回してターゲットをしっかり見ます。

 

4.一切止まることなくそのままテークバックして打っていきます。

 

完全に実践を想定して打っています。

 

ターゲットに対する意識が強いということです。

 

一般の練習場で打っている方は球を打つ間隔が早く、体の動きなどは
考えているのですが、ターゲットへの意識がかなり薄いです。

 

練習場ではずっと同じ方向を向いて同じ足場で打っているので、何球も
打っているとだんだん当たるようになってしまうのですが、コースだと
うまくいきません。

 

さらに大きく違うのは、ストレートボールの他にわざとボールを曲げて打つ練習をします。

 

曲げることで初めてその中間のストレートのクラブ軌道やフェース向きを調整できるように
なります。

 

自動車の教習所でまっすぐな道でしか練習しなかったら、
ハンドルを切ったらどのくらい曲がるのかも分からず怖いと思います。

 

 

そして、体とクラブを超スローモーションで動かして、その動きを確認しながら1球1球
時間をかけて打っていきます。

 

これもあまり一般の練習場で見かけません。

 

私はレッスンでこう言うことがあります。

 

「スイングを30秒かけてゆっくりしてみてください。」

 

すると、できませんという方がかなり多く、やったとしても迷いながらやっている感じです。

 

勢いに任せてなんとなく振っていてどこにどう動かそうと実はあまり考えていないですし、
分かっていないんですね。

 

心当たりのある方もいるのではないでしょうか。

 

つまりプロはフィニッシュという目的地に行くためにどこを通って、
そのためには体をどう動かしていくということが詳細に分かった上でスイングしているのですが、

 

一般の方は目的地や経由地、体の動きが曖昧なケースが多いです。

 

そのスローモーションの動きで一番違うのはインパクト前後での手首の動きですね。

 

 

プロが動きを確認するときはトップから一切手首の角度を変えません。

 

具体的にいうと、体の正面にグリップがきた時も右手首の角度はトップの状態のまま。

 

フォローでグリップが腰の高さにきた位置でもその角度は変わらないようにキープしています。

 

でも一般の方は違います。

 

手首を伸ばしてしまいます。

 

プロの連続写真を見ると伸びて見えるからそのようにしているのかもしれませんが、

 

自分がやることと、クラブの慣性や遠心力などスピードがついて
起こることは違うのです。

 

 

有名なレッスンプロでトップから一気にリリースして手首を返せと指導している方がいますが、

 

一種の薬として一度試してみるのは良いですが、それを理論として万人にやらせてしまうのは、
まさにそのレッスンプロの感じた感覚を伝えてしまった感覚レッスンと言わざるを得ません。

 

今回プロの練習風景を見て改めて感じたのはプロはいろいろ工夫して練習しているなあ
ということ。

 

そして、よく練習しています。

 

ホールアウト後も練習場には、右端から石川、倉本、片山、谷口、藤田が
並んで集中して今日の反省と明日に向けて長い時間練習していました。

 

こういう練習の仕方でこんなに練習したらうまくなるはずですね。

 

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