石川遼がマキロイになる
こんにちは。
数日前のサンスポニュースに石川選手の
こんな記事が載っていました。
「今のスイングでは効率が悪い。あと15ヤードは飛ばしたい」
改造の決意は、数日前。年末に腰に痛みを感じていたため
日本ゴルフツアー機構(JGTO)専属ドクターのもとで、
磁気共鳴画像装置(MRI)の診断を受けたことだった。
異常はなかったが、腰に負担がかかるスイングだと指摘されたという。
頭に描いたのは昨年、米欧両ツアーで賞金王に輝いた
石川とほぼ同じ身長(1メートル75)、体重(73キロ)の
R・マキロイ(23)=英国。下半身の動きを極力抑え、
上半身の捻転で打っていく「腰に負担のかからないスイング」を目指す。
「(着手しているスイングは)2009年ごろのスイングに近いのですが、
2010年からテークバックを深く取ることを意識して左ひざを右ひざに
寄せるような形にしていました。
このスイングが結果的に股関節への負担になっていたので、
両ひざをあまり動かさずに下半身の動きを抑えた、
主に上体をひねるスイングに変えています」
テークバックは浅めに見えるが、十分に捻転させることができるので、
コンパクトなスイングでも飛距離が落ちることはないと言う。
スイングを「2013年バージョン」に改造するようです。
このサイトでも対比することの多い2人ですが、今回の改造は良い改造ですね。
理想のスイングを目指すのであれば当然の改造だと思います。
石川選手のすごいところは、一度日本の賞金王になっても一切守りに入ることなく、さらに上の次元のスイングを目指して今あるものを壊してまでも改造にチャレンジするところ。
これまでの改造歴などをみていても、マスターズの直前で全く違う理論のスイングに変えるということをしてみたり、
昨年は一時期、試合の度にパターの種類を変えて色々試していました。
目標が日本の賞金王ということであれば、そんなことも必要なかったでしょう。
すでに獲得している日本の賞金王ならば今までのスイングを変えなくてもこの先も何度かはなれるでしょうから。
でも、石川選手の夢は小学校の卒業文集に書いていたマスターズでの優勝ですから、もっと高いところを
見ているんでしょうね。
去年トーナメント会場で見た石川選手の前腕について以前記事を書きましたが、この部分も必要なところなので左右バランスのよいトレーニングをしていくといいいですね。
石川選手は今シーズンからアメリカツアーに本格参戦しますが、次はおそらくインパクトでの前腕の回転量を減らすスイングに変えてくるでしょう。
フェースをスクエアに使い、長いインパクトゾーンを実現できるスイングでなければ、日本以上にきつい
セッティングのアメリカでは戦えないですから。
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また、
前腕の回転量と背骨の傾きは比例する関係にもあるので足腰を痛めない体に優しいスイングをして選手寿命を長く望むという意味でも改善したいポイントです。
これからの石川選手の成長が楽しみです。
まずはマキロイをお手本に。
そして世界一へ。
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